彦根城

先の月曜日に彦根城に出かけました。

コロナ禍の世の中になり、駅や電車からは遠ざかり、自家用車で出掛ける日帰りの外出以外はヤメテいました。どこかで一歩踏み出さないと、このまま何もできないで時間だけが過ぎてゆきます。一発奮起して日帰り独り旅を実行することにしました。

午前10時に家を出発。名古屋駅からは「こだま」か「ひかり」の新幹線で米原へ。JR琵琶湖線を一駅で彦根。西口を出て徒歩15分ほどで到着です。

彦根城

彦根は母の実家がある処で、子供の頃は何度も連れられてゆき、盆や正月には泊まったり預けられたり。その後は、45年以上前に他界した母に替わり、親戚としてのお付き合いで、姉妹3人、お見舞いやらお祝いやら、祖母や伯父の葬儀やら法事…に出かけた覚えがあります。お城の周りのお堀近辺はよく知ってはいるものの、彦根城に入場した記憶がなく、一度は訪れておかなくては…と思っていました。来年は母の47回忌だと気付いた時点で、コロナ明けの目的地は「彦根城」と決めました。

大概は名神高速を使っての自家用車だったので、電車を使うのは従兄の出産祝いを持参した時以来。娘はまだ小学生になっていなかった記憶があります。東海道線で大垣だったか米原だったかで寒い中をホームで乗り換えだったでしょうか。懐かしい限りです。

玄宮園

チケットに含まれている玄宮園は手入れの行き届いた美しい庭で、カメラを手にした人々で、適当には賑わっていました。桜がほんの少し咲いていて、「えっ、もう開花?」…でした。あらためて「彦根城は広い」と思いました。

彦根城の中堀の内側の武家屋敷の跡地には、彦根東高校、大津地方裁判所、彦根拘置所、検察庁、滋賀大学、彦根西小学校と公共の建物が囲んでいて、琵琶湖に繋がり彦根港に突き当たります。こういうコトはず~と知らずにいたことで。今回のお城行きの為に調べて分かったことです。

母は彦根東高校の出身で、父は滋賀大学経済学部を卒業しました。3学年違いだったので、この彦根城近辺には色んな思い出があったのかと思われます。父が亡くなって10年を超えますが、一度くらいこの辺りのことを訊いてみれば良かった…と思います。大きく遅すぎますが。ひたすら彦根城の外周りを歩き廻わったことで、供養とします。

以下、突きあたりの琵琶湖、彦根東高校の門、滋賀大学の門。