びわ湖汽船のミシガンに…

 

一週間が過ぎてしまいましたが、5月24日に相棒と「日帰り近場へのお出掛け」として琵琶湖を選びました。小学生の親だった頃、ドライブで大津へ出掛けた折に偶然出航の時間だったので乗り込んだことがあります。琵琶湖の南側をくるっと回って60分だったか90分だったか。あっという間に戻って来た記憶があります。

天気が悪かったり、仕事が入れば、お出掛けは中止となるので。予約はしないで「ゆきあたりばったり」を予定していました。天気は素晴らしく、仕事も入らず、8時半に家を出てJRの駅へ向かいました。名古屋から京都まで新幹線を使い、JR東海道線で一つ手前の「山科」に戻り、JRから京阪山科まで4分徒歩、そこから4つ目か5つ目の「びわ湖浜大津」で降りれば5分で「大津港」に着く…という行程。

その港からはランチ向けには午前11時と午後1時に出航するので、午後1時を目当てに、早めに乗船切符を買うことにして窓口に立つと。いとも簡単にランチバイキングの予約も取れたので、ラッキー・・・と。新幹線の駅では修学旅行特別車に乗り込む学生を何校か見掛けたし、京阪電鉄の駅では写生カバンを持った小学生の団体を見たし、港前の公園の芝生では園児と母親の遠足らしきグループも見ました。

しかし。。。私たちと乗り合わせたクルーズの乗船客は、せいぜい20人ちょっとでしょうか。そしてランチバイキングの席では、私たち二人を入れて3組の客とサービスの従業員が3名という息の詰まる食事のテーブルで。お料理はずらっと種類も量も充分すぎるくらい並んでいて、残りはどうなるのだろう…と考えながら「ごちそうさま」をしたのでした。こういうリゾートにはお定まりのカメラマンによる写真撮影もあり…。お断りするのも悪いので、千五百円也の記念写真も購入したのでした。

その日はカラっとした晴天で、最上階の甲板で爽やかな風を感じながら、プロフェッショナルなDJの案内で笑いながら琵琶湖の景色を楽しんできました。

午後2時半に港に戻ってきた私たち。帰りはJR大津から京都に戻ろうか…と考えていましたが。相棒は少し向こうの「三井寺」へ歩いて行こうと言い出します。地図ではソコソコの距離で簡単に行けそうですが。三井寺は広くてどちらかというと山の上の雰囲気です。京阪電鉄の駅からも距離があるので、面倒でも一駅は電車に乗って無理をしない方向で進むことにして。後から考えれば正解でした。三井寺は上り坂の上り切った処に広々と建ち並んでいるのでした。

上着も脱いで、汗だくで歩き回ること2時間。三井寺は天台寺門宗の総本山「園城寺」。金堂は国宝、仁王門、釈迦堂、鐘楼など、重要文化財だらけで。塔頭の寺もアチコチ散らばり、手入れが大変だと思わずにはいられません。スマホの地図を見ながら、JR大津駅を目指すも、方向がいま一つはっきりせず。あとから思えば、赤十字病院の赤いマークが目印だったのでした。なるほど大津駅は昔ながらの商店街が残っていて、道が狭いながらの駅前の雰囲気がいっぱいでした。JR大津の次は朝に下車した山科で、その次が京都なのでした。

京都駅に入り込んでいる伊勢丹の11階だったか、カフェで一息つき、地下に降りては、食パンとキャベツとジャムと、なぜか豊橋のお店の稲荷寿司を一つ買い込んだのでした。

その時点で夕方5時半を過ぎていて、6時前の新幹線の切符を買うつもりで切符販売自動機でアレコレ選択するも、なかなか指定席が決まらず、「戻る」を繰り返しているうちに片道決定を押し忘れたか、いつもの画面にたどり着けなくなり、2度の挑戦で相棒は切れてしまい。。。ヒト対面の窓口に掛け合うも、そこには先客の旅行者が言葉が通じなくてラチがあかず止まったまま。挙句の果てに、京都改札を通った証の紙切れをもらい、到着駅で支払う・・・とのことで。切符を持たない自由席に乗ることになり、長い列に並んでホームに立ちつくしたのでした。

今回は、何年かぶりの相棒との新幹線二人旅。この頃の相棒は、小学生の孫との新幹線利用お出掛けにハマっていて。小学生はママの監視のない処が気に入っていて。アイスクリームやオヤツが食べ放題、ゲーム三昧のふざけたジジ孫二人旅を何度か経験しています。アレコレ下調べは、私と母親である娘で、なんやかやとお世話をしています。当人どちらかが飽きるまで続くのでしょうが、それは、そんなに先のことではない予感。孫のHくんだけにジジのお相手を押し付けていてもイケナイので、今回は私が連れて行きました。。。